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すみれを追いかけて

春夏秋冬 東西南北 すみれ追っかけ日記

〔徒然草〕玉砂利サイズ

 東京のすみれ展のハシゴをしてみました。うまく電車の路線が噛み合わず、バスで乗り継ぐ移動です。元々、千葉県から出向くには、存外、時間が掛かるので少し疲れました。まぁ、そんな具体的な話はシーズン・オフにお届けしましょう。

 桜の撮影をメインに出掛けた公園の一画に咲くヒメスミレです。不思議なことに、本州では普遍種に属するヒメスミレですから、どこにでも咲いていそうなものですが、かなり広い公園にも関わらず、この撮影地以外で見たことがありません。後方に咲くワスレナグサっぽい淡青色の小さな花と比べても、かなり小さいですよね。周辺の丸みがある石は、いわゆる、玉砂利です。

ヒメスミレ

 もう長く通っている自生地です。どこで、どんなすみれたちが咲くのか、頭におおよそのマップが入っています。おそらく、アオイスミレとヒメスミレに関する限り、自生ポイントを知っているのは自分だけかもしれない!と、ちっちゃく自惚れています(笑)。



 今春、すみれたちは早く咲き出しましたよね。各地の展示会では、鉢の数を確保するのに苦労していそうでした。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

© 2023 Green Moonlight by NYAN All rights Reserved
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タチツボスミレ

タチツボスミレ

 千葉県はソメイヨシノが満開で、雨にも負けずに咲き続けています。雨天の隙間を選んで近場へササッと出掛けてみました。ターゲットは、昨年見つけた花冠中央部が濃いタイプのタチツボスミレ。この一角に今年も咲き続けており、形質は固定しているようです。

タチツボスミレ

 ニオイタチツボスミレ風に中央部が薄い個体群は、時折、見かけますが、しっかりと逆パターンで、ここまで濃い紺色は余り見かけません。スミレなら「明神型」と呼ばれる形質ですね。花後に種子を確保しては!との意見もありそうですが、きっと状態を維持できません(笑)。

タチツボスミレ

 この森に多いイヌシデ(カバノキ科)が雄花を散らせていて、タチツボスミレ周辺は黄色い絨毯を敷き詰めたようでした。

タチツボスミレ



 待ち望んだ季節だというのに、関東は微妙な天候が続いていますが、関東から離れると晴れているのですね。

すみれの部屋@(花の写真館)
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〔徒然草〕咲き出したばかりだった

 これは、昨年、近隣駅に近い路傍でみつけたヒメスミレです。開放花からの種子を採り播きしたところ、あっという間に芽吹いて、それから一年が経過した姿です。播種から開花までの期間が短くて効率的でしたね。「採り播き」は発芽成績が良いようです。

ヒメスミレ

 昨日、棚の奥から前方に移動させて撮影しました。少し直径が大きい、お気に入りの鉢に植えていたのですが、今朝、家族が傘を引っかけてしまって落下、粉々になってしまいました。撮影している際、気が付いたご近所さんにも評判が良かったのです。雨が止んだら、なんとか植え戻しますが、棚の奥に置いたままにしていたら良かったかなぁと思いつつ、いづれにしても、かわいそうなことをしました。



 実は、未だ、体が本調子ではありません。やらなければいけないことも多くて、浮かれてばかりもいられません

すみれの部屋@(花の写真館)
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〔徒然草〕隙間から気合いで育つ

 町内を歩き回ってみますと、これまで気がつかなかったのか、突然、現れたのか、身近な場所ですみれたちを見かけました。この町に住んで四半世紀になりますが、過去、コスミレは徒歩なら30分は掛かりそうな場所でしか見ていなかったのです。

コスミレ

 踏みつけられてしまったらしく、葉っぱの先端が複数なくなっていますが、これってコスミレですよね。ほぼ土が見えない隙間から気合いで育っています。この一区画先にはヒメスミレも咲いていました。たくましいものですね。

 この辺は、桜もすみれも東京より少し遅い印象です。でも、うかうかしていると、シーズンは風のように過ぎ去ってしまいます。



 あれこれ、やることが多くて四苦八苦しています。お出かけの準備もボチボチしないといけません。

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〔徒然草〕長い名前は避けよう

 そろそろ、近所の住宅地でもすみれたちの開花が本格的に始まりました。栽培棚の話題と織り交ぜていくことができそうです。

 さて、花弁に濃い紫色の縁取りがある不思議な花を咲かせているのは、ヤクシマリュウキュウスミレだそうです。屋久島は鹿児島ですから、琉球諸島固有のすみれとの人工交配種だろうと推測しつつ、説明札を確認すると「ヤクシマスミレxリュウキュウシロスミレ」とありました。

ヤクシマリュウキュウスミレ

 リュウキュウコスミレもあるので「ヤクシマリュウキュウシロスミレ」だったら分かりやすいのに!と思う反面、なんとも長い名前になってしまうのは困りものです。まぁ、単なる流通名ですから、これはこれで仕方がありませんね。でも、ヤクシマスミレの血が流れているだけに、なかなか魅力的な姿をしています。株分けか根伏せで増やせないものかと思いつつ、技量的に、来年も咲かせられたら御の字ですね。



 夕方、町内をうろうろしてみると、すみれたちがあちこちで咲き出しています。明るい時間帯に歩いてみましょう。

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〔徒然草〕意外!人工交配種でした

 栽培棚で冬を越した株たちの多くは、タチツボスミレの仲間や一部の外来種を除いて、まだ開花に至りません。この鉢もポット苗で購入した新顔です。キクバヒメスミレという名前から、観察経験ぐらいはあると思い込んでいましたが、実は初めてお目に掛かったようです。

キクバヒメスミレ

 書籍やネットで情報を集めようと試みたのですが、園芸情報しか出てきません。ヒゴスミレとヒメスミレの組み合わせだと説明されており、自分が知らないだけだろうと思っていたのですが、探した限り、自然交雑株の逸話などは見当たらないようです。現状、人工交配種として扱うことにしました。ややこしい話ですが、ヒメキクバスミレという交雑種があり、片親不明ながら、しっかり学名がある別物です。



 今日は年末に他界した姉の誕生日です。やっと手続きのドタバタがピークを越え、また寂しさがぶり返しています。

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〔徒然草〕端正な白い花が綺麗

 東京では、ソメイヨシノの標本木に五つ目の花が咲いたようです。春が駆け足でやって来ており、気がつくと、日溜まりにタチツボスミレが開花していて驚かされています。うかうかしていると、すみれたちの開花を見逃してしまう事態になりかねません。

ヒゴスミレ(白花変種)

 庭の栽培棚も同様、目を離している隙に花が終わっていたのでは笑えませんね。栽培は下手なのですが、それでも、それなりに育てており、園芸店で新顔を仕入れたりもします。このヒゴスミレの青軸種(白花変種)も、そんな新顔の一つです。昔、展示会で目にしていました。こうしてじっくり観察すると、やはり、とても端正な美しさがありますね。こんな花を山野で見かけたら、魅了されてしまいそうです。



 気を遣った3年間でしたね。少し気を緩めて出掛ける気持ちになっていますが、一方で、なんだか忙しくなりそうです。

すみれの部屋@(花の写真館)
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〔徒然草〕早すぎず、遅すぎず

 昨日、自宅周辺でヒメスミレの蕾一つを確認しました。これなら、すみれたちは、昨年に近い動き出し方をしていると踏んで、ちょっと足を伸ばしてみました。早咲きの桜たちを巡回しつつ、アオイスミレを観察に出掛けてみたのです。

 早すぎず、遅すぎず、予測通りのドンピシャ!でしたね。長年の観察によって、咲く場所は分かっているのですが、微妙な開花時期の違いと花数がポイントなのです。今年は、その両方が合格点でした(笑)。滑り出し好調となって気を良くしています。

アオイスミレ

 この自生地を意識しているのは自分だけだと思います。なにしろ、花期に自生地の周辺で足跡を見たことがありません。ただ、今年は先客がいて驚きました。ただし、幸か不幸か、すみれに興味はなさそうな様子でした。



 今日は、東北出身者にとって忘れもしない3月11日。WBCでは陸前高田市出身、大船渡高卒業の佐々木投手が投げていますね

すみれの部屋@(花の写真館)
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〔徒然草〕香りも良い感じ

 出窓でヴィオラ・オドラータ 'フェア オークス'が咲いています。太陽の下に持ち出して撮影したため、実際よりも淡い色合いに見えますが、情報の通り、比較的濃いライラック色(藤色)の大きな花を見ることができました。

ヴィオラ・オドラータ 'フェア オークス'

 ニオイスミレの園芸品種群は著しく種類が多くて、それらが代を重ねている間に、出現形が変化していくことも少なくありません。現実的に区別できなくなることはあるそうです。元々、誤差の範囲のような微妙な違いで分けている訳ですから、仕方がありませんね。

 無香に近いケースや大衆受けしない芳香を持つケースもありますが、嬉しいことに、まぁまぁ、これは良い感じの香りがします。



 昨年の記録を頼りに近所を巡ってみるのですが、気温の上がり具合に比べて、すみれたちの動きは遅く感じます。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕一番花が咲き出した

 春一番で芽を出していたヴィオラ・アルベンシスの株から、庭で一番花が咲き出しました。ここからは、今年のお話を中心にしていきたいと思います。このすみれは茎が細いので、ひょろひょろ感を出しながらも、初夏までには意外な程に草丈が高くなるのです。

ヴィオラ・アルベンシス

 現在は株元から花茎が立ち上がっていますので、まるで無茎種のような姿ですが、それは、ほんの一時のことであり、すぐに縦方向に伸びていくのでしょう。花期は極めて長く、連鎖的に蕾を膨らませながら、初夏まで咲き続ける株がほとんどです。日本では夏にカラカラ状態で枯死してしまいますので、すみれとしては珍しく、一年草的な生活型を示します。まぁまぁ、変わり者かも知れませんね。



 我慢の3年を経て、さぁ、出掛けるぞぉ!と思った途端、町内会の役員に任命されてしまいました。なんてこった!

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕春一番で発芽します

 まだ、昨年のお話を続けています。こぼれた種子から発芽する性質が強いヴィオラ・アルベンシスは、どのすみれよりも早く、春一番で芽を出します。今年もかなり早い時期に発芽を確認していました。あと半月程の時間で、写真のような姿を見ることができそうです。

ヴィオラ・アルベンシス

 右側は、身元園芸さんのラビット型ビオラ(タフテット・パンジー)風ですね。これは越冬株ではなく、実生株だと確認しています。複雑な交配を経て現在に至るパンジーは、実生株が親と同じ姿になる保証はないのですが、親に近い姿が発現したものでしょうか。

 ラビット型ビオラの場合、交配親としてヴィオラ・アルベンシスが導入されたと説明されています。親子関係に当たる訳ですね。



 ANAの平日全国どこでも7,000円セールを目にして、無鉄砲にも、詳細を決めずに往復便を予約しました(爆笑)。

すみれの部屋@(花の写真館)
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