〔徒然草〕雑種起源の外来種
2022-07-31
栽培棚編です。最も暑い時期となり、ヴィオラ・バンクシイが2輪咲いて咲いているだけで、棚から花がすっかり消えてしまいました。春に紹介しきれなかった植栽品や展示会の話題を持ち出すタイミングとしては、ちょうど良さそうです。

期間経過とともに、どうしても強健種が残ってしまうのですが、今、最も栽培数が多い種はヴィオラ・パルマータです。濃紫色の花と白花がともに生き残っていて、同じ鉢に同居していたりしますね。実は雑種起源だとされていますが、完全稔性があり、よく種子を飛ばします。
クワガタスミレやキクバスミレという和名のニックネームがありますが、キクバスミレは利用例が多くて、安易な印象ではないでしょうか。第一、そんなに菊の葉に似ていますかね。親父が菊花栽培のご執心でしたので、その目で見ると似ているようには思えません。
屋根と壁を補修するため、栽培棚を移動しました。直射日光が当たり過ぎで困っています。
すみれの部屋@(花の写真館)
*コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです
© 2022 Green Moonlight by NYAN All rights Reserved

期間経過とともに、どうしても強健種が残ってしまうのですが、今、最も栽培数が多い種はヴィオラ・パルマータです。濃紫色の花と白花がともに生き残っていて、同じ鉢に同居していたりしますね。実は雑種起源だとされていますが、完全稔性があり、よく種子を飛ばします。
クワガタスミレやキクバスミレという和名のニックネームがありますが、キクバスミレは利用例が多くて、安易な印象ではないでしょうか。第一、そんなに菊の葉に似ていますかね。親父が菊花栽培のご執心でしたので、その目で見ると似ているようには思えません。
屋根と壁を補修するため、栽培棚を移動しました。直射日光が当たり過ぎで困っています。
すみれの部屋@(花の写真館)
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〔徒然草〕動画編集を楽しもう
2022-07-22
首都圏でキンランやギンランが咲く林に出掛けるようになり、今年、林の奥で花冠中心部が濃いタチツボスミレと出逢いました。

この日に撮影していた動画を素材にして、編集の練習をしてみました。記録を辿ってみたところ、1990年代中盤、リリースされて間もない "Adobe Premiere" という動画編集ソフトを使っていました。当時のPCではレンダリングだけでも待ちくたびれてしまったものです。
忙しく働いていた頃ですから、当然、時間には制約がありましたが、8分近い「すみれ旅」の記録を編集していました。覚えていませんが、かなりの日数が掛かったのでしょうね。現在はPCの能力が桁違いです。嬉しいことに、人気ソフト "PowerDirector" がプレインストールされていましたので、使い方を地道に習得中です。どれも基本的な使い方は同じですが、個別の操作については覚えなければいけません。
* 撮影も編集も、再生環境さえもハードルが下がり、軽いノリで楽しむことができます。
すみれの部屋@(花の写真館)
*コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです
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この日に撮影していた動画を素材にして、編集の練習をしてみました。記録を辿ってみたところ、1990年代中盤、リリースされて間もない "Adobe Premiere" という動画編集ソフトを使っていました。当時のPCではレンダリングだけでも待ちくたびれてしまったものです。
忙しく働いていた頃ですから、当然、時間には制約がありましたが、8分近い「すみれ旅」の記録を編集していました。覚えていませんが、かなりの日数が掛かったのでしょうね。現在はPCの能力が桁違いです。嬉しいことに、人気ソフト "PowerDirector" がプレインストールされていましたので、使い方を地道に習得中です。どれも基本的な使い方は同じですが、個別の操作については覚えなければいけません。
* 撮影も編集も、再生環境さえもハードルが下がり、軽いノリで楽しむことができます。
すみれの部屋@(花の写真館)
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〔徒然草〕新旧併記しています
2022-07-17
今、盛んに咲き始めたポンバリア・コミュニスが種子を飛ばしています。果実や種子を見れば、確かにスミレ科の植物には見えますが、枝の途中で横向きに炸裂している姿は不思議な代物ですね。まぁ、後方に見える唇弁が化けたような白い花も不思議です。

スミレ科スミレ属ではなくてヒバントゥス属でしたが、近年、近縁種が再分類され、紆余曲折を経て、ポンバリア属への組み入れ提唱が支持されたようです。実は(詳細は省きますが)いろいろな理由で生物の分類が変わることは日常茶飯事なのです。
ここでは、外来種について、一般に学名をくだいた日本語読みで表示していますので、属が変わると、さぁ、大変!学名は属名+種小名ですから、表示変更せざるを得ません。名称変更の浸透には時間を要します。新旧併記した方が良い場合が多いと思っています。
これからは、今年の栽培棚や過去に訪問した展示会の様子などの話題を整理したいと思います。
すみれの部屋@(花の写真館)
*コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです
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スミレ科スミレ属ではなくてヒバントゥス属でしたが、近年、近縁種が再分類され、紆余曲折を経て、ポンバリア属への組み入れ提唱が支持されたようです。実は(詳細は省きますが)いろいろな理由で生物の分類が変わることは日常茶飯事なのです。
ここでは、外来種について、一般に学名をくだいた日本語読みで表示していますので、属が変わると、さぁ、大変!学名は属名+種小名ですから、表示変更せざるを得ません。名称変更の浸透には時間を要します。新旧併記した方が良い場合が多いと思っています。
これからは、今年の栽培棚や過去に訪問した展示会の様子などの話題を整理したいと思います。
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〔徒然草〕最後まで咲いていた
2022-07-15
春、棚では一番に咲き出して、初夏まで小さな黄色い花を咲かせているヴィオラ・アルベンシス。ただ、急激に気温が上がり出すとササッと枯れてしまって、今は痕跡を残すのみです。日本での位置付けは、多花性・小輪パンジーの重要な遺伝子提供者でしょうか。

スミレ属は基本的に多年草ですが、この外来種に関しては「一稔性植物」に近い性質ですね。早春から長く種子を飛ばしまくって夏を迎え、いよいよ環境が厳しくなると、地上部は潔く枯れてしまいます。問題は地下の状況ですが、秋に復活したり、越冬したりすることはないように見えますね。春は早いし、夏は草丈を高く延ばすし、多花性だし、極小の種子を盛大にばらまくし、発芽率は高いし・・・。
繁殖力の強い雑草と捉えた方が、認識としては正しいのかも知れません。事実、日本でも「侵入危惧雑草種」という扱いです。
[注] 一稔性(一回結実性)植物は、一度結実すると枯死する多年草ですから、本質的には該当しません。
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*コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです
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スミレ属は基本的に多年草ですが、この外来種に関しては「一稔性植物」に近い性質ですね。早春から長く種子を飛ばしまくって夏を迎え、いよいよ環境が厳しくなると、地上部は潔く枯れてしまいます。問題は地下の状況ですが、秋に復活したり、越冬したりすることはないように見えますね。春は早いし、夏は草丈を高く延ばすし、多花性だし、極小の種子を盛大にばらまくし、発芽率は高いし・・・。
繁殖力の強い雑草と捉えた方が、認識としては正しいのかも知れません。事実、日本でも「侵入危惧雑草種」という扱いです。
[注] 一稔性(一回結実性)植物は、一度結実すると枯死する多年草ですから、本質的には該当しません。
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〔徒然草〕腋花が出ていますね
2022-07-10
あっという間に梅雨が終わり、急激に気温が上がって、栽培棚の動きは緩慢になってきました。都合があって、棚の位置を移動したところ、直射日光が当たる時間が増えてしまって、多階層棚の上部に日射に強い植物を置いて日避けにしています。

一方で、風通しが良くなったので、水枯れにさえ気をつけていれば、なんとか、例年通りの夏越しができそうな気がしています。
スミレ(ひむれ)の元気な株が閉鎖花由来の朔果を上げていたのですが、ちょっと変なヤツが混じっていました。棚では稀に目にしますが、自生地で見た記憶はないかなぁ。枝状の花茎が出ている部位を小苞葉の腋と呼ばれます。一般には頂花(terminal flower)だけの単頂花序の形態ですが、腋花(axillary flower)が出ている訳ですね。以前、この形質が遺伝する系統を育てていたことを思い出しました。
昨日の銃撃事件を外出先で知りました。ショッキングな出来事で、本当に悲しくなりました。
すみれの部屋@(花の写真館)
*コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです
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一方で、風通しが良くなったので、水枯れにさえ気をつけていれば、なんとか、例年通りの夏越しができそうな気がしています。
スミレ(ひむれ)の元気な株が閉鎖花由来の朔果を上げていたのですが、ちょっと変なヤツが混じっていました。棚では稀に目にしますが、自生地で見た記憶はないかなぁ。枝状の花茎が出ている部位を小苞葉の腋と呼ばれます。一般には頂花(terminal flower)だけの単頂花序の形態ですが、腋花(axillary flower)が出ている訳ですね。以前、この形質が遺伝する系統を育てていたことを思い出しました。
昨日の銃撃事件を外出先で知りました。ショッキングな出来事で、本当に悲しくなりました。
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〔徒然草〕取りこぼした話
2022-07-02

トヨコロスミレを求めて北海道へ出掛けた話はアップ済ですが、母種であるシロスミレの方をないがしろにしてしまいましたね。自生地は、ご覧の通り、ハマナスやスズランなどがゴチャゴチャと見られる原生花園で、ポツンポツンと散乱するように咲いています。

観察した限りの話ですが、母種であるシロスミレと白化変種であるトヨコロスミレは、おもしろいことに混在していて、数的にはほぼ半々というイメージでした。それにしても、白菫の白化変種って、それは「有り」なのでしょうが、奇抜奇妙な印象もありますよね。

例えば、花の大きさが違うとか、葉が長めだとか、どこかに微妙な違いがあるのではないかという期待に反して、青紫系の色素がないという遺伝的ポイント以外の違いは見い出せませんでした。花粉交換があっても、どちらかの形質が二択で発現するのでしょうか。
弟だけを紹介して、兄を忘れていたような感じですね。まぁ、遠目には似たようなものですが。
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