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すみれを追いかけて

春夏秋冬 東西南北 すみれ追っかけ日記

〔徒然草〕色と形と香を楽しむ

 この花色はナニ色と表現したら良いのでしょうね。淡青紫というより、藤色かも知れません。少し気だるいイメージのソフトな色合いだと思っています。

パルマスミレ(オーロラ)

 八重咲きと言われますが、花弁が複雑にいろいろな方向を向いて、舞っているようです。不思議なことに花の中心部を絶対に見せてくれないところが、少し小憎たらしいんです。ナンとか、撮ってやろうと思ったのですが、意識的に隠してますよね。困ったもんだ!

パルマスミレ(オーロラ)

 そして、ナンといっても、この花が放つ、優しいのに強い芳香が長い花期をず~と彩ってくれます。玄関の外に置いていますが、外出する度に、おーっと感じるんですね。言ってみれば、普通に店頭で購入できる定番の花なので、こんなに入れ込んで説明することもない訳ですが!(笑)

パルマスミレ(オーロラ)

 さて、悔しいことがあります。いろいろと試してみても、夏越しができません。気温が上がる毎に徐々に弱って、ついには、溶けるように消えてしまいます。

パルマスミレ(オーロラ)


 * 夏越しには「半日影に移動する」と説明されますが、それだけではうまくいきませんよね?!

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕いろいろやってます

 今年、新たに種子を播いていませんでした。栽培は最低限に絞って、自然観察に傾注しようという目論見でしたが、外出自粛でアテが外れてしまった訳です。加えて、栽培下手で徐々に寂しい庭になっていました。ここは、ひと踏ん張りをしようと、少しずつ、植え替えをしながら、栄養繁殖を画策しています。そういう訳で、茎刺しの他に株分けと根伏せもやっていました。

パルマスミレ(オーロラ)

 パルマスミレ(下)は株分けが適していそうだと、夏越しに備えて、三つに分けてみました。今のところ、とても元気です。上は、植え替えの際に分離した根を根伏せにしていたベニバナハリマスミレです。皆、不定芽を出して充実してきました。この交雑種はほぼ完全に近い稔性があり、根伏せまでする必要はなかったのですが、鉢数が減って寂しかった、そして、しっかり太った根がかわいそうだったのですよね。

 * 緊急事態宣言は更に一ケ月程度の延長となりましたので、今年は手抜きなしに植え替えもできそうです(笑)。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕溶けないように…

パルマスミレ(オーロラ)

 寒い時期に咲いているというイメージが強いパルマスミレ(オーロラ)が、まだ咲き続けています。首都圏は夏場の蒸し暑さが顕著で、特に風通しが悪い住宅地で栽培を続けるのは、なかなかに至難の業かも知れません。まるで溶けるように消えていくんですよね。

スミレ

 いろいろ栽培法を探しても「風通しの良い半日陰で、水を与えすぎないように…」ぐらいの説明しか見当たりません。それぐらいは分かっていますが、溶けちゃうんですってば(笑)。なんとか、いろいろと工夫をしてみたいと思いますが、さて、どうなりますやら!

 * 緊急事態宣言の結果、当面、週2日勤務と判明しました。時間はあっても、安易に出掛ける訳には…。困ったものですね。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕冬の定番アイテム

 一昔前なら「八重咲きニオイスミレ」という札で陳列されていたパルマスミレです。この白花はスワンリー・ホワイト('Swanley White'、'Conte Di Brazza')と呼ばれていますね。あ、今更の話ですが、ニオイスミレとは別種だそうです。

パルマスミレ(スワンリー・ホワイト)

 花茎が垂れ下がっている姿については、見慣れないなぁ、ちょっと違和感が否定できない、そんな感じでしょうか。ですが、欧州では切り花(実際にはブーケ)として扱われますので全く問題ないのです。文化的な違いでしょうか。

 雄蕊が花弁化しているものでしょうから、種子ができようもないのですが、とても長い歴史を持っています。一つの逸話ですが、イタリアで 'Conte Di Brazza' と呼ばれていた系統が、イギリスのナーセリーで 'Swanley White' と改名されたとか。それが、なんと1,800年代後半のことなのだそうです。強靭な遺伝子です。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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寒い季節に流通するパルマスミレ

寒い季節に流通するパルマスミレ

 真冬に流通する外来のすみれたちがいますね。その代表種になると思いますが、これはパルマスミレです。八重咲きニオイスミレと表示されている例が98%(笑)ですが、よく観察していただければ、ニオイスミレ(Viola odorata)とは葉の様子などがまるで異なることがわかります。持ち上げてみると、ふわっとしたベビーパウダーを連想するような芳香があります。
 パルマはイタリアの都市や地域、河川の名前でもある訳ですが、最近はサッカークラブの名前の方が有名かも知れません。調べてみると、イタリアでは幾つかの呼び方があるようで、おそらく、身近な存在なのだろうと推測できます。
 少し不思議なことがあります。ニオイスミレは耐寒性がありますが、パルマスミレの方は秀でて耐寒性があるという訳ではないようです。それならば、なぜ、この時期に流通するのでしょうか。無理にニオイスミレと同じ扱いを受けて、いつのまにか強くなってしまったとか・・・。それでも日本の蒸し暑い夏は苦手のようですから、まぁ、いいかぁということでしょう。

寒い季節に流通するパルマスミレ

(参考) すみれの部屋@(花の写真館) 、 日本のスミレ増補改訂、 スミレハンドブック 


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