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すみれを追いかけて

春夏秋冬 東西南北 すみれ追っかけ日記

〔徒然草〕マイクロバスに揺られ (1)

 久々に撮影観察ワークショップ(中之条町観光協会)に参加しました。いがりまさし氏を講師に仰ぎ、マイクロバスいっぱいいっぱいの植物好きとの同行です。直前までの天気予報に反する「好天」の散策となって、とても良かったですね。

マキノスミレ

 今春は植物たちの動きが早かったため、中之条町から見て思いっきり北へ向かいます。すると、徐々に日本海側のすみれたちが増える傾向となり、マキノスミレらしいマキノスミレが現れました。実は、シハイスミレとの境界線も遠くないのですが、この個体群はすっきりして大歓迎です。朝ドラの影響か、牧野博士の命名?といった話題があちこちで呟かれていました。母種であるシハイスミレは、その通りですが、変種のマキノスミレは、スイスの植物学者 Pierre Edmond Boissier (Boiss.)の命名です。牧野博士への献名と推測するのが自然でしょうか。



 状況から「献名」と推測できるが、明記されてはいないと、いがり氏の詳しい説明が聞こえていました。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕いかつい訪花者

 淡い薄紅色の花に、毛だらけのマルハナバチっぽい、コロッとした昆虫がとりついています。もう少しコントラストを調整できたら良かったですね。さて、しがみ付かれている方のすみれはマキノスミレとされていますが、シハイスミレとの中間的な存在だと思います。実際、東北や日本海側で目にする典型品とは、葉基部の様子が違っているように見えます。

マキノスミレ

 ところで、この蜂は花心に頭を突っ込んでいますが、蜜が貯まる距まで口吻が届くとは思えない体型をしています。もっと、大きめの花弁が平開するタイプの植物を訪ねるか、もっと痩せるべきですね(笑)。まぁ、毛深い昆虫が訪花してくれれば、無償奉仕になってしまいますが、受粉には貢献してくれそうです。(注:これは少し前に何枚か撮影した1枚です。以前、他の写真を紹介していました。)



 近年、典型的なマキノスミレの自生地に出向いていません。なんとか出掛けたいものです。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕楽しい尾根歩き (5)

 さて、これは?!どう見てもマキノスミレですよね。この周辺で観察したことはありませんでした。この尾根道を歩いたのは初めてのことでしたが、このエリアに咲くすみれは知っているつもりだっただけに、慌てて調べてみたところ、なんと「稀に見られる」と説明する書籍が見つかりました。

マキノスミレ

 関東のマキノスミレやシハイスミレは、取り扱いが意外に厄介だと思います。千葉県自然誌に掲載されたマキノスミレは中間型です。多摩とか武蔵と呼ばれるエリアでは、少し独特な姿をしたマキノスミレやシハイスミレも見られます。尾根道が大好きな可愛らしいすみれ!と軽めにとらえて、余り、ガチガチの視線で見ない方が良いのかも知れませんね。辛うじて見逃しを回避し、なんとか、この一角で出逢えて良かったです。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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