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すみれを追いかけて

春夏秋冬 東西南北 すみれ追っかけ日記

〔徒然草〕一番花が咲き出した

 春一番で芽を出していたヴィオラ・アルベンシスの株から、庭で一番花が咲き出しました。ここからは、今年のお話を中心にしていきたいと思います。このすみれは茎が細いので、ひょろひょろ感を出しながらも、初夏までには意外な程に草丈が高くなるのです。

ヴィオラ・アルベンシス

 現在は株元から花茎が立ち上がっていますので、まるで無茎種のような姿ですが、それは、ほんの一時のことであり、すぐに縦方向に伸びていくのでしょう。花期は極めて長く、連鎖的に蕾を膨らませながら、初夏まで咲き続ける株がほとんどです。日本では夏にカラカラ状態で枯死してしまいますので、すみれとしては珍しく、一年草的な生活型を示します。まぁまぁ、変わり者かも知れませんね。



 我慢の3年を経て、さぁ、出掛けるぞぉ!と思った途端、町内会の役員に任命されてしまいました。なんてこった!

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕春一番で発芽します

 まだ、昨年のお話を続けています。こぼれた種子から発芽する性質が強いヴィオラ・アルベンシスは、どのすみれよりも早く、春一番で芽を出します。今年もかなり早い時期に発芽を確認していました。あと半月程の時間で、写真のような姿を見ることができそうです。

ヴィオラ・アルベンシス

 右側は、身元園芸さんのラビット型ビオラ(タフテット・パンジー)風ですね。これは越冬株ではなく、実生株だと確認しています。複雑な交配を経て現在に至るパンジーは、実生株が親と同じ姿になる保証はないのですが、親に近い姿が発現したものでしょうか。

 ラビット型ビオラの場合、交配親としてヴィオラ・アルベンシスが導入されたと説明されています。親子関係に当たる訳ですね。



 ANAの平日全国どこでも7,000円セールを目にして、無鉄砲にも、詳細を決めずに往復便を予約しました(爆笑)。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕最後まで咲いていた

 春、棚では一番に咲き出して、初夏まで小さな黄色い花を咲かせているヴィオラ・アルベンシス。ただ、急激に気温が上がり出すとササッと枯れてしまって、今は痕跡を残すのみです。日本での位置付けは、多花性・小輪パンジーの重要な遺伝子提供者でしょうか。

ヴィオラ・アルベンシス

 スミレ属は基本的に多年草ですが、この外来種に関しては「一稔性植物」に近い性質ですね。早春から長く種子を飛ばしまくって夏を迎え、いよいよ環境が厳しくなると、地上部は潔く枯れてしまいます。問題は地下の状況ですが、秋に復活したり、越冬したりすることはないように見えますね。春は早いし、夏は草丈を高く延ばすし、多花性だし、極小の種子を盛大にばらまくし、発芽率は高いし・・・。

 繁殖力の強い雑草と捉えた方が、認識としては正しいのかも知れません。事実、日本でも「侵入危惧雑草種」という扱いです。



 [注] 一稔性(一回結実性)植物は、一度結実すると枯死する多年草ですから、本質的には該当しません。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕小柄なエイリアン

 こうした外来種については、国内で一般流通している書籍などで情報を得ることは困難ですから、以前から欧州などのネット情報に依存するしかありませんでした。

ヴィオラ・アルベンシス

 今回もウロウロとWebブラウジングしていましたところ、ヴィオラ・アルベンシスを Alien(エイリアン)と表現しているサイトがありました。あ、なるほど、外来種は ”Alien Species”ですから、まぁ、言葉通りですよね。でも、雑草の研究者には「侵入危惧雑草種」に位置づけられている、とのことですから、ある意味、イメージ通りでしょうか。

ヴィオラ・アルベンシス

 雑草図鑑の記述によりますと、帰化種は渡来時期によって新帰化、旧帰化、そして史前帰化とされ、合算すると、雑草全体の8割に相当するそうです。

ヴィオラ・アルベンシス

 蛇足ながら、スミレ(マンジュリカ種)は雑種起源と判明しており、ユーラシア大陸の東北部が分布の中心となるノジスミレの仲間と、国内に自生していない不明種が主要な親であるとか。では、スミレって外来種でしたね。^^

 * 最近、外来種は駆除しなければ!との意見を散見しました。でも、どこからが外来種なのでしょうか。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕小さいメラニウム属

 日当たりが良いとは言えない住宅地の栽培棚でも、開花のピークは過ぎようとしています。しばらく、栽培鉢数を減らしていたもので、生命力が強い種と、ここ2~3何年間に購入した種だけになってしまいました。

ヴィオラ・アルベンシス

 その前者に当たるヴィオラ・アルベンシスが、あちこちで開花しています。早くから咲き出して、遅くまで咲いている花期の長い種です。その間に大量の種子を放出して、力尽きたかのように一気に消えてしまう傾向があります。

ヴィオラ・アルベンシス

 スミレ属の草本は、一般に多年草ですが、この種を見ていると、冬には地上部のみならず、地下部分も消えて、越冬はしていない様子ですね。事実上の一年草とみなしています。

ヴィオラ・アルベンシス

 さて、このヴィオラ・アルベンシスをよく見てもらえば、小さいパンジーの仲間(メラニウム属)ですね。実は、極く小輪タイプや、ラビットなどと呼ばれる細弁タイプの園芸種ビオラにとって交配親に当たります。

 * 東京都も「まん延防止等重点措置」適用とのこと。また、動きづらくなりますが仕方ありません。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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