〔徒然草〕香料の天然原料
2022-03-24
路地植えのニオイスミレが、思いのほか、長く花を咲かせています。先月末にやって来た際には、本当にチラホラ咲いているだけでしたが、ここまで花が増えました。顔を近づければ芳香が分かりますが、キンモクセイなどのように風に漂って来る程ではないですね。

花後に株元から伸びる匍匐茎が四方に拡がる性質です。株が土から宙に浮き上がって繋がっている個体がいっぱいありました。地下茎が長く露出して、かなり下の方にある根が支えている状態です。後で土が流れてしまったのかも知れません。

ニオイスミレは香水や精油を抽出できる農産物でもあります。甘い香りは花から抽出しますが、葉からも溶剤抽出によって香料を作ることができるそうです。まぁ、グリーンノート(緑の香り) と呼ばれる青臭い系の天然香料です。どんな用途なのでしょうか。

三度目のワクチン接種を終えました。今回はモデルナでしたが、特に体調に変化はありません。良かったねー!
すみれの部屋@(花の写真館)
*コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです
© 2022 Green Moonlight by NYAN All rights Reserved

花後に株元から伸びる匍匐茎が四方に拡がる性質です。株が土から宙に浮き上がって繋がっている個体がいっぱいありました。地下茎が長く露出して、かなり下の方にある根が支えている状態です。後で土が流れてしまったのかも知れません。

ニオイスミレは香水や精油を抽出できる農産物でもあります。甘い香りは花から抽出しますが、葉からも溶剤抽出によって香料を作ることができるそうです。まぁ、グリーンノート(緑の香り) と呼ばれる青臭い系の天然香料です。どんな用途なのでしょうか。

三度目のワクチン接種を終えました。今回はモデルナでしたが、特に体調に変化はありません。良かったねー!
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〔徒然草〕無香のニオイスミレ
2022-02-25
昔の展示会で撮影させていただいた写真編もパート11になりました。今回は、ニオイスミレと呼ばれ、人気の外国種ヴィオラ・オドラータから、その数多い栽培品種の一つ 'Sulphurea(Sulfurea、スルフレア)'で良さそうだと思います。

国際規約で園芸品種名を示す後半部分は、学名のようにラテン語に限定されません。どうやら、'Sulphurea' はスペイン語やフランス語にもある言葉です。意味は、原子記号 S(元素番号16)の「硫黄」、つまり、花びらの色が硫黄色、これが命名の由来ですね。ただ、栽培の歴史が長くて栽培品種が多いため、 'crépuscule'のように似た色合いの系統も多く見られます。個体差も出やすいのではないでしょうか。
頼りの "Violets: The History & Cultivation of Scented Violets(Roy E. Coombs)"では、芳しくも黄色くもないと語られています。^^
かっこいい名称 'Irish Elegance' は 'Sulphurea' の別名もしくは愛称なのでしょうか?この辺が確認できません。
ところで、戦争が始まっちゃったのですか・・・!えー、どちらに大義があるのかは別として、時代感覚が変ですよね。絶対!
すみれの部屋@(花の写真館)
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国際規約で園芸品種名を示す後半部分は、学名のようにラテン語に限定されません。どうやら、'Sulphurea' はスペイン語やフランス語にもある言葉です。意味は、原子記号 S(元素番号16)の「硫黄」、つまり、花びらの色が硫黄色、これが命名の由来ですね。ただ、栽培の歴史が長くて栽培品種が多いため、 'crépuscule'のように似た色合いの系統も多く見られます。個体差も出やすいのではないでしょうか。
頼りの "Violets: The History & Cultivation of Scented Violets(Roy E. Coombs)"では、芳しくも黄色くもないと語られています。^^
かっこいい名称 'Irish Elegance' は 'Sulphurea' の別名もしくは愛称なのでしょうか?この辺が確認できません。
ところで、戦争が始まっちゃったのですか・・・!えー、どちらに大義があるのかは別として、時代感覚が変ですよね。絶対!
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〔徒然草〕一生懸命な蟻さん
2021-07-09
外出制約で時間だけはあるという今日この頃、大昔、ミレニアム・イヤー前後のビデオを復活させています。当時主流だった MiniDV 規格の映像を取り込んで、なんとか、最近の動画形式に変換するという作業をこなしており、まぁ、この際、画質についてはご容赦ください。

蟻が種子の散布を手伝う「蟻散布」の様子で、運んでいる象牙色の種子にはエライオソームと呼ばれるゼリー状物質が付着しており、これが蟻の好物です。でも、蟻は鉢の内側を右往左往しているだけで、なかなか出て行きませんが、一生懸命!は伝わってきます。
* 四苦八苦してMiniDV 規格については対応できました。でも、まだ8mmビデオという規格が残っています。
すみれの部屋@(花の写真館)
*コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです
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蟻が種子の散布を手伝う「蟻散布」の様子で、運んでいる象牙色の種子にはエライオソームと呼ばれるゼリー状物質が付着しており、これが蟻の好物です。でも、蟻は鉢の内側を右往左往しているだけで、なかなか出て行きませんが、一生懸命!は伝わってきます。
* 四苦八苦してMiniDV 規格については対応できました。でも、まだ8mmビデオという規格が残っています。
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〔徒然草〕炸裂しない果実
2021-06-28
さて、今回の1枚目は、ご覧の通り、ニオイスミレ独特の風貌をした果実です。茶褐色をした果実には微毛がびっしり生えていて、内側にツルンとした種子が見えています。

そうした形態的特徴もありますが、もっと独特なことは、花後に花茎が下方に向かって行き、株元で長い間じっとしている性質です。そして、忘れた頃に少しだけ口を開けます。それが、この状態という訳ですね。この段階で目ざとく蟻が発見して、集団でせっせと運ぶ出していきます。蟻が種子の散布を手伝うので「蟻散布植物」と分類されました。

2枚目が、ツルンとした大きめの種子で、蟻より先に発見して確保しました。尖った端に見えているゼリー状の物質がエライオソームと呼ばれる蟻の好物です。カロリーが高いそうで、この物質を生産するエネルギーを代償として、種子の移動距離を獲得するという知能的行動をとるのです。

なんとか殖やしてみたいところですが、取り播きでも容易には発芽してくれないようですね。
* 発芽には冬の寒さを経験させる必要があるのかも知れません。じっくり来年まで待とうと思います。
すみれの部屋@(花の写真館)
*コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです
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そうした形態的特徴もありますが、もっと独特なことは、花後に花茎が下方に向かって行き、株元で長い間じっとしている性質です。そして、忘れた頃に少しだけ口を開けます。それが、この状態という訳ですね。この段階で目ざとく蟻が発見して、集団でせっせと運ぶ出していきます。蟻が種子の散布を手伝うので「蟻散布植物」と分類されました。

2枚目が、ツルンとした大きめの種子で、蟻より先に発見して確保しました。尖った端に見えているゼリー状の物質がエライオソームと呼ばれる蟻の好物です。カロリーが高いそうで、この物質を生産するエネルギーを代償として、種子の移動距離を獲得するという知能的行動をとるのです。

なんとか殖やしてみたいところですが、取り播きでも容易には発芽してくれないようですね。
* 発芽には冬の寒さを経験させる必要があるのかも知れません。じっくり来年まで待とうと思います。
すみれの部屋@(花の写真館)
*コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです
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〔徒然草〕明るいキャンディピンク
2021-03-03
これも、長い栽培歴史を持つニオイスミレから、園芸品種 'リディア・グローブス'(Viola odorata 'Lydia Groves')です。英国の Groves Nurseries さんが育種された明るい薄紅色の花を持つニオイスミレですね。

米国の販売サイトから、説明を以下に引用してみました。

元来はニオイタチツボスミレのように中央部が白く抜けている様子ですが、日本の販売サイトからも引用してみます。

不思議なことに説明が逆ですが、各々、説明通りの写真が掲載されていました。英国のサイトの写真は米国同様です。さて、手元株はどうでしょう?!
* 種子増殖の過程で性質が変わってしまったのかも?と語る意見を見かけました。それ、アカンでしょう。
すみれの部屋@(花の写真館)
*コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです
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米国の販売サイトから、説明を以下に引用してみました。
"Lydia Groves" is a bright candy pink with a strong scent. There is a white center and often a streak of rose across one of the petals. It is a strong grower and charming in every way.

元来はニオイタチツボスミレのように中央部が白く抜けている様子ですが、日本の販売サイトからも引用してみます。
一重咲きの香り高い花は中心が濃いピンクで外側にいくにしたがって色が薄くなり可愛らしいです。

不思議なことに説明が逆ですが、各々、説明通りの写真が掲載されていました。英国のサイトの写真は米国同様です。さて、手元株はどうでしょう?!
* 種子増殖の過程で性質が変わってしまったのかも?と語る意見を見かけました。それ、アカンでしょう。
すみれの部屋@(花の写真館)
*コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです
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