〔徒然草〕グループすみれ旅 (14)
2022-05-22

おもしろいすみれたちが咲くエリアですよねぇ。おそらく、1枚目と3枚目はタチツボスミレで、2枚目はニオイタチツボスミレでしょうか。近縁種の間では遺伝子の相互浸透が起きていても全く不思議ではありません。

花冠の中央部が白いとか、距が白くて細長いとか、葉の先端部が尖っているとか、丸いとか、花茎に微毛が生えているとか、図鑑では各々の種の代表的な特徴を列挙せざるを得ないのですが、結局、現場で総合的な判断をするしかないのだろうと思います。

現地周辺で見られる各個体が持つ特徴を把握して、個別に照らし合わせながら、観察と推察を重ねることが順当なのでしょうね。
現場主義とは言っても、その場で結論が出なかったり、気づかないことがあったり。
すみれの部屋@(花の写真館)
*コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです
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〔徒然草〕すみれ二人旅 (8)
2022-05-12

グループで歩いた日には余り目に付かなかったニオイタチツボスミレが、まぁまぁ、咲いていました。それにしても、観察地が少しずつ違うとは言え、同じ山もしくは隣の山程度の距離感にも関わらず、花の様子は三種三様ですね。

敢えて共通するポイントを探せば、花冠中央部が白く抜けている部分でしょうか。稀にニオイタチツボスミレでも、中央部の白抜けが小さい個体が見られることがありますが、やはり、ほとんどは抜けています。その抜けと葉の形状などで判断しているように思います。

花弁が自由に大きく拡がるか否かは、もしかすると、開花直前の気温などにも影響を受けるのではないでしょうか。
この辺で二人旅編をまとめてグループ旅編を再開しないと、収束が夏になってしまいます(笑)。
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〔徒然草〕しっかり香りました
2021-04-11
撮影は3月末でした。臨場感なくて申し訳ないのですが、見かけた時には、なんだかホッとしたニオイタチツボスミレたちです。遅ればせながらの登場になってしまいました。

この時点では、まだ根元から花茎が直接出ており、まるで無茎種のような姿ですが、もちろん、この時期限りの一時的な様子です。

さて、香りが出ているかを確かめなければいけませんね。撮影についても、地面にへばりついて行っている訳ですが、更に花に鼻を近づけて確認してみることになりました。まだ新鮮でしたから、しっかり良い香りがありました。

余り群生はしないようですね。一つ二つがポツンポツンと咲いているのが普通でした。タチツボスミレやオオタチツボスミレでは、一面に群生していることが稀ではありません。でも、ニオイタチツボスミレについては、一面の群生というケースは稀有かも。皆さんの認識はどうでしょうか。
* 今日、桜を観に出掛けると、早く咲き出したはずのすみれたちが、まだ粘っていました。
すみれの部屋@(花の写真館)
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この時点では、まだ根元から花茎が直接出ており、まるで無茎種のような姿ですが、もちろん、この時期限りの一時的な様子です。

さて、香りが出ているかを確かめなければいけませんね。撮影についても、地面にへばりついて行っている訳ですが、更に花に鼻を近づけて確認してみることになりました。まだ新鮮でしたから、しっかり良い香りがありました。

余り群生はしないようですね。一つ二つがポツンポツンと咲いているのが普通でした。タチツボスミレやオオタチツボスミレでは、一面に群生していることが稀ではありません。でも、ニオイタチツボスミレについては、一面の群生というケースは稀有かも。皆さんの認識はどうでしょうか。
* 今日、桜を観に出掛けると、早く咲き出したはずのすみれたちが、まだ粘っていました。
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〔徒然草〕競いたい気分
2021-03-22
週末に天候が荒れる傾向があり、少しでも太陽が出ている日には出掛けたくなります。この日、突然思い立って、少しだけ遠くへ足を延ばしてみました。

ただ、所詮、同じ県内ですので、大きな環境の違いがある訳ではありません。散々、走り回ってはみたものの、夕方に辿り着いた公園で、そろそろ寒くなって来たぞぉと思いめぐらした時、このニオイタチツボスミレに出逢いました。

こんな草丈で花を付けなくても良さそうなものですよね。春浅いのに焦って咲き出したという印象です。桜たちも早く咲き出し、つい競いたい気分になったのでしょうか。^^

今年は冬がとても寒くて、その後に気温がすっと上がり、適度に雨も降ったという気象環境が、植物たちを元気にしたという「都市伝説」的な理由付けがあるようです。もう少し長期の因果関係が必要ではないかと思われますが、確かに、すみれたちは、皆、元気いっぱいです。
撮影は緊急事態宣言解除前ですが、車両が増えて、移動に時間が掛かってしまいました。
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ただ、所詮、同じ県内ですので、大きな環境の違いがある訳ではありません。散々、走り回ってはみたものの、夕方に辿り着いた公園で、そろそろ寒くなって来たぞぉと思いめぐらした時、このニオイタチツボスミレに出逢いました。

こんな草丈で花を付けなくても良さそうなものですよね。春浅いのに焦って咲き出したという印象です。桜たちも早く咲き出し、つい競いたい気分になったのでしょうか。^^

今年は冬がとても寒くて、その後に気温がすっと上がり、適度に雨も降ったという気象環境が、植物たちを元気にしたという「都市伝説」的な理由付けがあるようです。もう少し長期の因果関係が必要ではないかと思われますが、確かに、すみれたちは、皆、元気いっぱいです。
撮影は緊急事態宣言解除前ですが、車両が増えて、移動に時間が掛かってしまいました。
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〔徒然草〕開発には勝てません
2020-04-29
散歩圏に咲くすみれは種類も個体数も余り多くありません。今は、できるだけ、出歩かないことにしており、今月撮影した「自生のすみれ」写真ストックは、このニオイタチツボスミレが最後になりました。ある小雨降る日の夕方に見かけて、後の晴れた日にカメラを持って出向いてみたのですが、咲いていたのは一輪だけでした。周辺の様子を見ますと、最後の一輪だったかも知れません。

現在地に越して来てから四半世紀になりますが、当時、ニオイタチツボスミレやアカネスミレがそこいらじゅうに咲いていました。現在は、辛うじて生き残っているという状況です。新興住宅地の悲劇でしょう。なにしろ、1,500戸程度の住宅が新たに建造されたはずで、計画戸数である2,300戸に沿って、未だに増え続けているのです。隣接する新興住宅地の計画戸数は6,000戸だとか。森だった痕跡も残らないかも。
* 住宅地の話題になりましたが、世帯構成人数が平均3人として、近隣で2万人以上増える計算になりますね。
すみれの部屋@(花の写真館)
*コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです
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現在地に越して来てから四半世紀になりますが、当時、ニオイタチツボスミレやアカネスミレがそこいらじゅうに咲いていました。現在は、辛うじて生き残っているという状況です。新興住宅地の悲劇でしょう。なにしろ、1,500戸程度の住宅が新たに建造されたはずで、計画戸数である2,300戸に沿って、未だに増え続けているのです。隣接する新興住宅地の計画戸数は6,000戸だとか。森だった痕跡も残らないかも。
* 住宅地の話題になりましたが、世帯構成人数が平均3人として、近隣で2万人以上増える計算になりますね。
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