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すみれを追いかけて

春夏秋冬 東西南北 すみれ追っかけ日記

〔徒然草〕展示品を拝見 (14)

 こちらは「フイリヒメミヤマスミレ」と記載されていました。光線が強めに入ってしまっただけでなく、実際、花が白っぽく、かつ、紫条が少なめでした。前回のヒメミヤマスミレより、鋸歯がそれっぽい個体なので助かります。

フイリヒメミヤマスミレ

 葉は渋くて濃い緑色で、斑がとてもきれいに入っています。艶やかな葉の表面に毛は見えません。斑入り個体は珍しいとしても、これなら、ヒメミヤマスミレだろうと想定しそうですが、それでもフモトスミレと大差ない印象です。この両種は「亜種」の関係で、極めて近縁だとする意見がある一方で、九州や四国では別種との意見が強いですね。学名も二通り共存ですが、今は調べれば分かる時代ではないかなぁ。



個人的に知らないだけで、両種の関係は、既に解明されているのかも知れません。情報をお持ちでしたら、教えてください。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕展示品を拝見 (13)

 説明札に「ヒメミヤマスミレ」と記載されていました。う~ん、そうかも知れませんね(笑)。実は、フモトスミレとヒメミヤマスミレには苦手意識すらあるのです。フモトスミレの方の話ですが、全国を歩いてみると、こんな姿も含めて、極めて千差万別でした。

ヒメミヤマスミレ

 ヒメミヤマスミレの分かり易かった型は、今年めでたく、トウカイスミレとして記載されました。横倉山の個体群は、葉の形態が独特です。もし、この個体に山野で出逢ったとしたら、この葉の形態や鋸歯では、フモトスミレとみなす可能性大です。葉の表面に粗い毛がありますが、ヒメミヤマスミレには有毛と無毛、両方の型があるのだそうです。因みに、花冠の側弁基部も有毛と無毛、両方の型があるそうです。



これまでに山野で出逢った個体群は、たまたま無毛ばかりだったので、この写真の個体に、少し違和感を感じるのでしょうね。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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