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すみれを追いかけて

春夏秋冬 東西南北 すみれ追っかけ日記

〔徒然草〕晴れた林道を巡る (9)

 少し困って、後日、「これ、何ですかね?」と相談してしまった個体の話です。撮影者は、自生地で近くに咲いていたヒメスミレサイシンの白花変種だろうと理解していたのですが、同様に近くで咲いていたアケボノスミレの白花変種という意見がありました。

ヒメスミレサイシン(白花変種)

 同じ自生地に咲く同じスミレサイシン類ですから、こんなことが起こります。花が完全に開花していたら、もう少し分かりやすかったのかも知れませんね。自分の第一印象はヒメスミレサイシンでしたが、先ず、画像をめいっぱい拡大して眺め回した訳です。

ヒメスミレサイシン(白花変種)

 当地のアケボノスミレは側弁有毛型です。この白花変種は無毛にも見えますが、開花が不完全なので確認しきれません。どアップで見ると、葉裏面の白い微毛の密度が違うと言えば違いますが、決定打に欠けますね。鋸歯の様子はヒメスミレサイシンに近そうです。

ヒメスミレサイシン(白花変種)

 アケボノスミレが持つ花弁の地肌のソフト感は、距や萼の形は・・・。現場で詳細な観察が不可欠なパターンでしたね(反省)。



引率いただいた地元の方が追跡調査していただけるとのこと。修正する可能性ありです。時々、感じる「旅行者の限界」ですね。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕晴れた林道を巡る (1)

ヒメスミレサイシン

 もう20年前の話ですが、すみれ仲間と連れだって出掛け、ヒメスミレサイシンを見つけてもらいました。再度、しっかり観察したいと思いながら、なかなか実現できずにいたのです。当時の同行者との昔話から、なんと、自生地を案内していただけることになりました。

ヒメスミレサイシン

 所々、二輪で走ったかすかな記憶があるのですが、ここまで入り込んだことはなかったと思います。気持ち良く晴れた林道沿いでは、多彩なすみれたちと出逢うことができました。今年は少ないと語るヒメスミレサイシンですが、いえいえ、これだけ見せていただければ大感激です。スミレサイシンの仲間にしては、明るい林縁を好む得意な性質なのでしょうか。往復7時間を掛けた甲斐がありました。

ヒメスミレサイシン



長崎や群馬の話が終わっていない状況で、山梨の話が続き、来週は岩手へ出掛けます。終わる頃は、もう夏ですね。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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