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すみれを追いかけて

春夏秋冬 東西南北 すみれ追っかけ日記

〔徒然草〕マイクロバスに揺られ (6)

マルバスミレ

 拙宅の狭い栽培棚を見て通り過ぎる方が、意外に多いようです。時々、「白い花がありますね?!」と驚きの声を掛けられました。白い花は園芸流通品だけでなく、一般的な自生品でも少なくないと、すみれ好きたちは知っています。できるだけ簡単に説明しますが・・・。

マルバスミレ

 マルバスミレは明るい緑色の葉と真っ白い花を持つ綺麗な種ですが、雨が降ってしまうと、地面の泥がはねて、せっかくの白い花弁に斑点が付着してしまいます。毎年、そのような姿をよく目にしました。個人的には「よく見かける種」に分類されますが、例えば、京都府RDBでは「絶滅寸前種」になってしまいました。多くの資料では青森県が北限とされますが、標本DBでは北海道にも稀有な記録があります。

マルバスミレ



多く栽培される庭では、夏が来る前に植え替えようと大忙しでしょうか。拙宅では、ちょっとずつしか、手が付きません(汗)。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

© 2023 Green Moonlight by NYAN All rights Reserved
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〔徒然草〕思い込みがあった

 何度訪ねたか記憶していないような自生地でも、少し思い込みがあるものです。ここ高尾山(東京)では、マルバスミレの自生数が少ないと思っていました。ところが、今年の場合、マルバスミレがタチツボスミレに匹敵する程の観察数だったのです。

 結果的に、いつも歩くルートを利用したのですが、沿道の植物たち、特にすみれたちの様子が意外な程に違っていました。昨年は一週間早く出掛けて、ナガバノスミレサイシンとヒナスミレがいっぱいでしたが、今年、「花」は勿論、それらの個体群を余り見かけませんでした。

マルバスミレ

 カレンダーよりも大きな違いが出たことは理解できても、早咲きのすみれたちが消えて無くなる訳ではないはず、突然に沸いて出ないはずという気持ちになってしまいます(笑)。雨の翌日、白いマルバスミレの花が「ソバカス天使」になっていました。



 日中は暑く感じられるようになりました。もう、高い山か、北の国へ追いかけ始めなければなりませんね。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕近場には居なくなった

 どうした訳か、近場でマルバスミレを見かける頻度が減っています。10年も前なら、少し探せば見つかるすみれでしたが、市街化が進むに連れて、まるで目に付かなくなりました。ヒメスミレやスミレのようにアスファルトの隙間から咲き出したりはしないようです。

マルバスミレ

 マルバスミレは幾つかの興味深い性質を持っています。地方により、花弁の形や色合い、葉の様子などが意外な程に異なります。それから、多くの葉があるのに花がほとんど咲かないケース、数年単位で中距離移動してしまうケースなどがあり、驚かされてしまいます。



 10日程で数日の旅に出ます。少しは旅慣れしているつもりなのに、やはり、迫ってくるとソワソワしてしまいます。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕すみれ二人旅 (6)

マルバスミレ

 マルバスミレって、おもしろいと思います。突然、現れたり、消えてしまったりしますよね。今回、感じたことは、花や葉の様子があっちの山とこっちの山で違うイメージを呈するってことです。場合によっては、山のこっち側と向こう側で違ったりします。

マルバスミレ

 特に、この日のマルバスミレは花が独特だと感じました。細身の花弁はどれもフリル装飾のように波打って、中心部が濃いめの黄色を帯びています。今回の旅では、多かれ少なかれ、毎日、マルバスミレを観察できたのですが、様子が少しずつ違いました。

マルバスミレ

 初日に観察したマルバスミレは、花冠全体が丸くて中心部がキリッとした印象の個体が多かったようです。更に細かいところを観察すると、初日の個体群は側弁が有毛でした。この日の個体群では、萼に少し毛がありますが、側弁は無毛でツルンとした花弁ですね。



 アンケートで「無職」を選択することに慣れてきたものの、意外に忙しいのは不思議です(笑)。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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〔徒然草〕グループすみれ旅 (3)

マルバスミレ

 撮影地は、ちょっと独特な姿のすみれたちが多いという楽しいエリアです。関東甲信越でマルバスミレは特に珍しい部類ではないのですが、まぁるい花弁がとても愛嬌たっぷりで、なんだか、かわいらしい印象がありますね。

マルバスミレ

 それから、多くの花たちが同じように正面を向いていて、森の妖精たちか、蕗の下の人(コロボックル)たちがワイワイと楽しそうに遊んでいる姿を思い浮かべてしまいました。実は、昔からコロボックルが大好きなのです(笑)。

マルバスミレ

 一方でキリっとした印象も持っているようです。花茎の赤みが強く、雄しべの付属体(鱗片)の橙色も濃いめだからかも知れませんね。



 グループ観察は1日でしたが、通算3泊4日の旅でした。すみれたちを紹介するには日数が掛かりそうです。

すみれの部屋@(花の写真館)
 *コンテンツの一部(徒然草)をブログで再現したものです

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